トップメッセージ
MESSAGE
ステークホルダーの為のリスクマネジメント
企業をとりまく環境が激変するなかで、コンプライアンス軽視による企業不祥事は、ステークホルダーは勿論のこと、証券資本市場あるいは日本社会全体、さらには世界経済にも悪影響を及ぼします。不祥事を起こした企業に対する社会の信用は確実に失墜し、存続すら危ぶまれる例も少なくありません。
そのような事態を受けて、内部統制の強化を通じたコンプライアンスの徹底が経営者の法的義務として明確化され、企業経営におけるコンプライアンス体制の構築は、営業戦略やサービス開発、マーケティング、販売管理などと同様に、企業の持続的発展に不可欠な取り組みとなっています。経営幹部は率先してコンプライアンスの取り組みを強化する立場にあり、問題が発生した時に「知らなかった」では済まされない時代になっているのです。
内部統制強化への取り組みは、法律や基準に即した組織体制の構築や業務プロセスの管理徹底、ITシステムの導入などの仕組みの整備に主眼が置かれがちです。しかし、いかに精緻な仕組みを構築しても、それを運用、管理する「人」の意識や能力が不十分であれば、意図的な不正行為による損失リスク(人的リスク)は低減できません。不正行為は常に人間の意図が介在し、コンプライアンスリスク対策を難しくしています。
内部統制の実効性を高めるには、経営トップの率先垂範と風通しの良い組織作り、継続的な社員教育などにより組織全体が不正を許さない風土を醸成し、「正しい行いを最重要視する価値観」を共有することが不可欠です。そのためには「人はなぜ不正行為をしてしまうのか」という人的リスク要因を踏まえたうえで仕組みを強化する必要があります。
ディークエストグループでは、グローバルなネットワークを活かした総合的なリスクマネジメントサービスの提供と、多くの経験に基づくクライアントの現状に合わせた効果的なソリューションを提供することにより、これからの企業経営に欠かせない攻めのガバナンス体制構築サービスを提供してまいります。