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Governance Q 【経営者と個人スキャンダル#1】岩田喜美枝さんに聞いた「社外取締役 4つの役割・責任」

2024.06.19

企業トップの私生活に起因したスキャンダルが後を絶たない。かつては週刊誌が口火を切って新聞やテレビが後追い報道をしても、一定期間が過ぎれば、口の端に上らなくなるものだった。しかし今や、記事がネット配信されるうえ、SNSが普及したことで、発生から数年を経ても何らかの拍子に掘り起こされたり、「デジタルタトゥー」が半永久的に刻まれたりという時代。さらには、匿名コメント欄が真偽の検証もなく、大炎上する危険性すら孕んでいる。

人間である以上“魔が差す”瞬間があるのも事実。とはいえ、経営陣、中でも会長・社長の醜聞は、一般従業員のそれと比較しても企業のレピュテーション(評判)を著しく低下させるリスクが高い。どうすれば、経営者のモラルハザードを防ぎ、一方でスキャンダルに塗れた経営者から企業を守ることができるのか――。厚生労働省の雇用均等・児童家庭局長から民間に転身、資生堂では副社長を歴任し、現在は住友商事(2024年6月退任予定)、りそなホールディング、味の素で社外取締役を務める岩田喜美枝氏に、この時代、経営者に求められるモラルと独立社外取締役が果たすべき役割について聞いた。

CEOの“基盤”となる人間性とインテグリティの見極め方


――これまで多くの企業で社外取締役を務めてこられた岩田さんですが、経営者に求められるモラルや人間性について、社外取締役にはどういった役割があるのでしょうか。

経営者のモラルの問題において社外取締役には4つの果たすべき役割・責任があると思います。

まず1つ目には、望ましいCEO(最高経営責任者)像やCEOに求められる条件を取締役会(機関設計によっては指名委員会)がどのように定めるかという問題です。もちろんCEOの要件は企業や業種によって異なるでしょうが、人間性やインテグリティ(誠実性や倫理観)は業界を超えた人材要件の“基盤”となる項目だと考えています。経営的な能力が非常に優れていても、人間性や倫理観に疑問符が付く人物は指名すべきでありません。

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