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Governance Q 組織不正はいつも正しい!? 若手経営学者が語る「企業不正が起こるワケ」【中原翔・立命館大学准教授】

2024.08.05

メーカーをはじめ、日本企業における組織不正が後を絶たない。そんな中、立命館大学経営学部准教授で30代の若手経営学者、中原翔氏が今年5月、『組織不正はいつも正しい――ソーシャル・アバランチを防ぐには』(光文社新書)を上梓した。燃費不正、不正会計、品質不正、軍事転用不正などを取り上げ、「正しさ」という切り口で、不正の起こる背景を分析する斬新な手法に注目が寄せられている。それにしても、「正しさ」とは対極にある組織不正がなぜ引き起こされるのか。本人に聞いた。

企業不正は「正しさ」が暴走することで起こる


――本書を手に取ると、まず『組織不正はいつも正しい』というタイトルに一瞬、「?」が湧いてしまいます。お書きになったきっかけと、タイトルに込めた思いを教えてください。

中原翔 私は経営学の中でも組織不正の研究をしているのですが、組織不正がメディアで報道される場合、不正を発生させた企業が良くなかった、具体的には、社風や経営トップの思考などを取り上げて「ここが不正の原因だった」と決め付けてしまうケースが多いように感じていました。

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