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コーポレートガバナンス
Governance Q 青山学院大学・八田進二名誉教授「私が考える2024年ガバナンス重大事件」【新春インタビュー#4前編】
2025.01.06

新春インタビュー晦日の第4弾は、本誌「Governance Q」でもお馴染みの八田進二・青山学院大学名誉教授。2024年も新聞、テレビなどで数多のガバナンス問題を厳しく論じる一方、不正対策のエキスパートが参集する日本公認不正検査士協会(ACFE JAPAN)でも評議員会会長を務める八田教授が選ぶ「2024年のガバナンス重大事件」とは――。新春インタビュー前編。
2024年もガバナンスをめぐる問題が多く企業、各種組織を問わず発生し、実際、私もさまざまなメディアから取材を受けることになった。同年について言うと、具体的には次の5つの大きな事例が挙げられるだろう。
① 自民党の裏金、政治とカネの問題
② 損保ジャパンの問題(保険大手カルテル、ビッグモーター事件)
③ トヨタグループ認証不正問題
④ 小林製薬「紅麹」問題
⑤ 東京女子医科大学理事長の「一強独裁」問題
これらの諸問題をもとに、まずは24年のガバナンスの現在地を考えてみたい。
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