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Governance Q 第13回【JAL植木義晴×八田進二#3】CA出身「鳥取新社長」を一丸で支える使命

2024.05.22

#2から続く)八田進二・青山学院大学名誉教授が各界の注目人物と「ガバナンス」をテーマに縦横無尽に語り合う大型対談企画。今回のゲストは、JAL(日本航空)で社長・会長を務めた植木義晴氏(2024年3月31日退任)の第3回。植木会長の退任と入れ替わる形で、客室乗務員(CA)出身、そして女性で初めてJALの社長に就任した鳥取三津子氏。時機を捉えた人事との見方が大勢を占める反面、経営者としての経験不足を懸念する声もある。その点について、植木氏はどう考えているのか。そして、自らが去ったあと、JALは過去へ戻ることはないのか――。「植木義晴×八田進二」対談最終段。

社長時代よりも「ダメージ」を受けなくなった会長時代


八田進二 JALで社長を6年、会長を6年経験された植木さんですが、会長という立場についてはどのようにお考えでしたか。特に名物社長やワンマン社長の場合、会長になってからも隠然として権力を持ち続け、人事を中心に采配を振るう例も少なくありません。

植木義晴 社長時代はJALの痛みをすべて自分のこととして受け止めていました。何かあると、1週間、立ち直れないくらいダメージを受けていたんです。しかし、会長になってから同じような事例に遭遇した時に、「あれ? オレ、社長時代ほど、痛みを感じていないなぁ」と気づいたんです。ただ、よく考えてみると、「そうか、それでいいんだよな」と。むしろ、会長になっても社長と同じ視点で考え、同じようにダメージを受けていたらおかしいわけです。

そもそも一歩引いた立場になりたかったから、社長を退いて会長になった。それなのに社長と同じように考えていたら、会長になっても社長のやることに口を出すようなことになりかねない。会長と社長は、まったく違う立場なのだと理解しなければならないんです。

八田 教科書的に捉えるならば、社長は、業務執行のトップの地位にあるのに対して、会長は、経営の監視・監督の元締めの役割を担っているのではないでしょうか。

植木 僕だって、6年社長を務めてきているから、今日や昨日、社長になったばかりの新社長には負けませんよね(笑)。でも、だからと言ってことあるごとに口を出していたら、会長になった意味がない。社長が自分で考えて決めるまで、我慢しなければと思っていました。聞かれたことに答える以外は、「ここだけは我慢ならん」と思ったことだけ、口出ししようと決めてた。

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